皆さま、こんにちは。安全管理を担当している高橋です。2025年8月30日、2025年度第1回乗務員会議を開催いたしました。今回の会議では、以下の内容について話し合いました。
会議の目的
全日本トラック協会が策定した「トラック事業における総合安全プラン2025」の目標達成に向け、全乗務員への周知徹底と安全意識の再向上を図ることです。
主要議題
議題1:『プラン2025』の目標共有
〇全社目標の確認
2025年までに事業用トラックが第一当事者となる死者・重傷者数を業界全体で970人以下にするという目標を共有。
車両1万台あたりでは「6.5人以下」を目指す。
〇絶対目標の再認識
「飲酒運転ゼロ」を断固として達成することを全乗務員で再確認。
議題2:重点事故防止対策の徹底
「プラン2025目標達成セミナー」の資料に基づき、特に以下の3つの重点テーマについて、最新の情報を交えながら具体的な事故防止策を確認しました。
〇飲酒運転の根絶
・ 出勤前・退勤後のアルコール摂取に関するルールの再確認。
・ アルコールチェッカーの適正な使用方法と日常の体調管理の重要性を指導。
〇交差点事故の防止
・ 右左折時の死角や内輪差の危険性をドライブレコーダー映像などを活用して再学習。
・「だろう運転」の危険性を指摘し、横断歩道での歩行者優先の徹底を指示。
〇追突事故の防止
・ 十分な車間距離の確保と、天候や道路状況に応じた速度調整の重要性を再確認。
・ スマートフォン操作や脇見運転など「ながら運転」の撲滅を強く指導。


議題3:社内事故事例の共有とディスカッション
〇ヒヤリハットを含む社内事故事例の共有
・ 直近で発生した事故事例(物損、人身)やヒヤリハット事例が報告され、発生時の状況や原因を具体的に共有。
〇原因分析と再発防止策の討議
・ 共有された事例について、運転操作のミス、不注意、危険予知の不足といった人的要因だけでなく、「なぜそうなったのか」という背景(疲労、焦り、慣れなど)まで掘り下げて分析。
・ 乗務員一人ひとりが「自分ならどうするか」「どうすれば防げたか」という視点で意見を出し合い、具体的な再発防止策を討議しました。


終わりに
今回の会議を通じて、全乗務員が「プラン2025」の目標を自社の目標として捉え、日々の運転に潜む危険を再認識することができました。共有された事故事例とディスカッションを通じて、安全対策を「自分事」として捉え、具体的な行動に移すことの重要性を確認し、会社一丸となって無事故・無違反を目指していくことを誓いました。